【序】
臨安の街角で『週刊宋代』を読むと 伊原弘
【Ⅰ 『夷堅志』が語る世界】
冥府から帰還した話 松本浩一
「薛季宣物怪録」―『夷堅志』「九聖奇鬼」を読む 福田知可志
『夷堅志』と言語遊戯 岡本不二明
洪邁の『夷堅志』におけるナラトロジー的あいまい性 アリスター・イングリス
詩人の夢、詩人の死――蘇軾と鄭侠の物語をめぐって 浅見洋二
夢占いと科挙―『夷堅志』と夢の予兆 高津孝
【Ⅱ 『夷堅志』から見えてくるもの】
社会史史料としての『夷堅志』―その魅力と宋代社会史研究への新たな試み 須江隆
『夷堅志』と人間法 ―― 宋代の霊異案件 柳立言
宋代の冥界観と『夷堅志』―冥界の川を中心に 安田真穂
『夷堅志』からみた宋代女性の飲食生活 塩卓悟
洪邁の『夷堅志』に見える医療知識 TJヒンリクス
【Ⅲ 魅力ある南宋の文人たちへ】
洪邁と王十朋 甲斐雄一
近年の宋代文学研究の回顧と再考 王水照
『夷堅志』による正統史学の突破と脱構築 林嵩
洪邁の蘇集編纂への視線 原田愛
洪邁の死と『夷堅志』の偽書疑惑―『宋史』洪邁伝に記された卒年をめぐって 陳翀
【Ⅳ 中国小説研究への新たな展望】
『夷堅志』と『太平広記』の距離―狐妖婚姻譚の変遷を手がかりに 屋敷信晴
「現象」としての『夷堅志』―金元研究の視座から見た『夷堅志』研究の可能性 奥野新太郎
明代の白話小説と『夷堅志』 川島優子
明代後期における『夷堅志』とその影響 大塚秀高
ラフカディオ・ハーンと和訳本『夷堅志』のこと 静永健
シリーズ詳細
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收起)
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